「東京女子医大で医師100人超が退職」のスクープ記事に思う
東京女子医大で医師100人超が退職したそうだ。
ああ、やっぱりという感じだ。何もこの記事に書かれている医師の業界だけではない、他の業界も多かれ少なかれそのような状況だ。副業だのせどりだのが流行るわけだ。
記事を要約すると、
・東京女子医大の医療レベルは国内トップクラス
・公的な資金を獲得して研究を行う場合には、女子医大のネームバリューが有利
・給料が安い分は外勤で稼ぐ
・過去の医療事故で患者数が減り経営悪化
・経営側が人件費のコスト削減をしたら、外勤で稼げなくなり医師が辞めだした
もう負のループになっている。利益をすべて、施設改修に回して、医師、看護師には回さないという、経営が現場の状況を知らずにコストのみを追求したらもっと悪くなった典型的な例だと言えよう。コロナどうこうよりそもそも運営側に問題があったのだろう。「書籍:失敗の本質」の頃から何も変わっていない日本の組織運営でした。